仮想通貨とクリエイターについて【前編】

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どうも!
tysterkenです。

今回は仮想通貨とクリエイターの相性について書こうと思います。

結論から言いますと、仮想通貨とクリエイターの関係は相性抜群だと考えます。クリエイターにとって仮想通貨は一般的に普及すべきものだと思います。

私自身、趣味で音楽を作ったり演奏したりすることがあります。ボカロ全盛期の頃には、CDとか作ったりして即売会に販売したりしたのもいい思い出です。

作詞作曲家、映像クリエイター、グラフィックデザイナー、写真家…と0から何かを作り出すクリエイターは、プロ・アマ問わず適正な報酬を得られない傾向があります。そこには報酬の相場感やリテイクによる工数、クリエイターへの理解、著作権の侵害…、等様々な問題を抱えています。

仮想通貨はこのような問題が改善されると考えられます。

仮想通貨は作品の管理ができる

代表的な仮想通貨に、イーサリアムがあります。このイーサリアムが持つスマートコントラクトは、ブロックチェーン上に契約内容を盛り込む事が可能です。
つまり、「○○を使用するなら、□□ETHを支払うこと。支払いがない場合は使用できない。」と言った契約内容を自由に制作することができ、それを非中央集権で管理することが可能と言うことです。
これは、クリエイターが制作する作品の管理に適しています。

まず、ブロックチェーンの技術により、「自分の作品がどこで、どれだけ使用されているか」を把握することができます。不正なコピーなどを防ぐことができ、クリエイターの作品(著作権)を守ることができます。

これにスマートコントラクトを用いる事で、正確な報酬の分配が可能となります。
音楽の世界で言えば、すべて1人で制作すればすべて1人のものですが、作曲・作詞家が分かれていたり、演奏している人が3人だったりと、複数人で制作されている場合には、報酬のルールを決める必要があります。
分配方法も、例えばリーダーから手渡しで分配されたり、売れた分まとめて分配されたり、チームによって様々です。また、報酬が手元に来るのに時間がかかってしまう事も問題の1つです。

スマートコントラクトの技術を用いれば、予め決められた分配方法を滞りなく処理してくれるので、分配漏れや契約内容の間違いがなくなります。また、すぐにクリエイターの手元に報酬が届けられます。

各人全員で報酬の動きを確認できるので、不正が行われたとしてもバレてしまう。

 

これら、クリエイターにとって夢のようなサービスはすでに運営されています。

ujo MUSIC
音楽のアップロードから関わったアーティストへの分配までを行う。分配方法や価格の変更にも柔軟に対応する。

MUSIC Coin
こちらもujo MUSICと同じようなサービス。MUSICコインという独自のトークンを使用する。視聴すると、自動的にMUSICコインが使用される。グラミー賞受賞のアーティストも参加しているとの事

KODAK ONE
写真家向けのサービス。考え方はujoMUSIC等と同じ。すべての画像トランザクションとライセンスは、KODAKOneの分散レジストリに永久に保存されます。とHPに記載されている通り、画像が無断転用される不利益を被ることは決してありません。(2月頭にICOの開始予定でしたが、現在は保留となっています。)

作品の適正相場を知ることができる

クリエイターが抱える問題、特にフリーランスで仕事をされる方にとって、「価格の相場が安定しない事」があげられます。これは、各クリエイターのスタンスにより値段が定まらない事が原因だと考えています。

例えば、同じ絵を描いてもらう前提として「絵を描いて報酬が得られるなんてステキ、100円も貰えれば十分よ」という方と「この絵だと工数がこれだけかかるから、10,000円貰わないと割に合いません」という方といた場合、相場は不安定になります。

これでは発注元も適正な相場を把握することができず、自身の絵に対する知識と自身の発注実績を頼りに値段を提示してしまう可能性があります。
適正を知ろうにも、インターネットなどの情報では、これもまた判断に値する材料がありません。
信頼できる成果、しかも多くの実績が適正な相場を生むのです。

この問題においても、仮想通貨は解決します。
ブロックチェーンはすべての記録を紡ぐので、サンプル数は常に増え、そしてその価格はスマートコントラクトによる契約に基づいているので、相場の算出が容易です。

質の良い作品が買い叩かれる…、そんな酷な時代は間もなく終焉を迎えると思います。

実力がすべての世界に戻る

仮想通貨最大のスローガンである「中央集権からの脱却」はクリエイターの競争を実力主義に戻すと考えます。

分かりやすい例題をあげると、CDを購入した際につく投票券にてベストミュージシャンを行うイベントがあったとします。
ここである人物が財力に物を言わせ、CDを大量購入し特定のミュージシャンに投票を行いました。
運営側はその事実に触れることなく開票。結果そのミュージシャンは首位を獲得しました。運営は大々的にニュースし、世界中に知れ渡りました。

この場合、内情を知る者や口コミ等で知った者は「八百長だ」と理解し、そのミュージシャンを実力者として見ませんが、それを知らぬものは「投票で勝ち取った実力者」と見てしまいます。
この時点で、そのミュージシャンの真価は正しくないものとなり、偽りの質(クオリティー)が生み出されるのです。
これは運営側、つまり「中央集権」がもたらした弊害です。大量の投票があった事実を公表せず、結果のみを発表したからです。

「非中央集権」であればこのような事は決して起こりません。
調べれば、集中的な得票が合ったことがバレるからです。ブロックチェーンは、投票元から投票先すべての記録が閲覧可能です。改ざんも現実的に不可能です。
投票の公平性が保たれれば、選ばれるのは実力のあるミュージシャンである事になります。

ばればれ

仮想通貨が一般化された世界になれば、クリエイター本人の価値は、今以上に生み出される作品のクオリティーに忠実になると考えます。これは競争の激化を意味しますが、純粋に作品の質を高める環境が生まれると言うことは、クリエイターにとってもプラスなことだと思います。

まとめ

まだまだ仮想通貨がクリエイターとの相性が抜群であると考える事柄はありますし、見出だせてないメリットデメリットはあると思います。

新しいことを見つけ出す職業のクリエイターは、この仮想通貨という新しいコンテンツを経済的な視点のみとして見るのではなく、やはりクリエイティブな視点として見る必要があると思います。そこに次なる作品のヒント、人々が何を作品に期待しているのかのヒントが眠っているのではないでしょうか。

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