世紀末社畜伝説「社畜のA」|お前はもう会社にいる

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199X年。サラリーマンは残業の炎に包まれた。欲求は枯れ、家族は避け、あらゆるサラリーマンが希望を失ったかのように見えた…。だが、社畜は死滅してはいなかった。

この物語は、我々の会社に存在するスーパーエリート社畜「A」の事実に基づいた悲しい物語なのである。

Aのスペック

Aは今年2018年で勤続年数20年を超えるベテランの社畜である。年齢は53で定年も見え始めている。元々は開発職にいたのだが、年齢とともにアイデアや技術が少なくなっていき、今では総務課長として勤務している。

大の酒好きで、二日酔いを隠しきれず出社したこともしばしば。しかしこれには理由があり、後述する。

Aは3時に出社し18時に退社する

一見「どこが社畜?」と疑ってしまうが出社時間に注目してもらいたい。15時ではない。3時なのだ。

つまり日の出前に出社している事になる。勤務時間は15時間だ。そして、Aは毎日この時間を守る。

なお、先程二日酔いを隠しきれず…と記述したが、これはあまりにも出勤時間が早すぎてアルコールを分解できていない結果である。二日酔いというかは、継続して酔っ払っているのだ。

Aは休日、長期休暇関係なしに出社する

Aに休日はない。仕事があれば出社するのだ。体が社畜になれている。

今年(2018年)のお盆休暇中、絶超上司のメンバーRaimei7が苦しくも出社したのだが当然そこにAの姿はいた。しかもRaimei7が出社した3日間すべて出社していたのだ。という事は、お盆休みの殆どを出社していたと言っても過言ではないだろう。

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悲しきAの社畜物語

総務課長を侮るなかれ、その仕事量は開発職を超える。というのも、彼には社長と副社長から与えられる特別ミッションが日時関係なく飛び込んでくるのだ。今回は悲しき社畜物語の一部を紹介しよう。

淡水魚にやるコオロギを捕獲してこい【依頼主:副社長】

副社長の趣味は淡水魚で、私達がライトに始められる金魚の飼育などとは訳が違う。淡水魚自体の値段も高価で一匹数百万で取引されている淡水魚もある。

そんな高尚な趣味なら自分で行えばいいのに、副社長業務はそんなに忙しいのか飼育はAに任される。

ある日、副社長はAに命令する。

「淡水魚の餌のコオロギは高価だから、昼休み、近くの公園で取ってこい」

「はい。わかりました。」

副社長の命なので断ることはできない。Aは素直に従った。昼休みの公園には、年甲斐もなく虫取りに興じているAの姿が目撃された。

自宅のトイレの壁紙を変えておけ。早急にな【依頼主:社長】

サラリーマンなら会社に関連する業務なら喜んで遂行するだろう。しかし社畜は上司のプレイベートな命令にも喜んでこなすのが社畜である。

「俺んちのトイレ、なんか壁紙の雰囲気よくないから、変えといて」

「はい。わかりました。」

Aは社長宅のトイレの壁紙を変える為、業者に見積もりや施行日のセッティングなどを行った。社長からは「早急に」と言われていたので見積もりなどの内容を確認しに社長へアポを取ろうとしたのだが、社長職はそんなに忙しいのか中々アポが取れない。

再三のアポ取りに失敗したAは、当然社長から「なぜ早急にと伝えたのに急がない!?」と怒られた。

社畜の鏡である…。

ちょっと迎えにこれるか?【依頼主:副社長】

休日、副社長職はそんなに忙しいのか、飲み会で電車がなくなってしまった。そこで副社長は総務課長のAを呼ぶことにした。

「おい、A。今○○にいるんだけど迎えに来てもらえるか?」

「はい。分かりました」

社畜に休日も時間も関係ない。

副社長の任務は遂行するな!【依頼主:会長(社長の母)】

社長の母でもある会長にAは呼び出された。

「あんた、いつまで義理弟(副社長)の言うこと聞いてるの!?うちの社長はM(社長の名前)なんだから、Mの言うこと聞きなさい!今後義理弟の仕事はしなくていいから!ちゃんと義理弟にも言っておいたから!」

「はい。分かりました。」

我々の会社、一族経営なので上層部が全員家族なのだ。ちなみに亡くなられた先代社長を父とみると

  • 会長   →母
  • 社長   →息子(兄)
  • 営業部長 →息子(弟)
  • 副社長  →弟
  • 子会社社長→娘

絵に描いたような一族経営の図式である。

内緒でまた言うこと聞いてね【依頼主:副社長】

副社長は会長にお灸をすえられたようで、表面的にはAを使いっ走りに使用するなという約束は守られたかのように見えた。

しかし、あくまでも表面上の事。副社長はAに

「会長に言われちゃったけど、これからも内緒でよろしく頼むね」

「はい。わかりました」

ついでに、会長の使いっ走りにもなったので、Aのマスターは一気に3人になった。

さらなる社畜、求む!

さて、Aの世紀末社畜伝説いかがだっただろか。私は転職が少ないので多くの会社や社畜を見てきたわけでは無いが、Aのようなレベルの高い社畜は中々いないのではないだろうか。もし、君がA以上の社畜ならぜひ教えて欲しい。このブログで紹介したいと思う。

繋がれている鎖を自慢するな!鎖をぶち壊せ!

最後にみんなに伝えたい。Aのようなレジェンド社畜は置いておき我々は社畜から脱出しなければならない。

かつて、奴隷は繋がれている鎖を「俺の方が長い!」「いや、俺の方が質がいい」と如何に自分の方が優れている奴隷かをアピールしていたのだがこれは違う。我々は奴隷(社畜)から脱出すべきなので、鎖をぶち壊す力を早急につけなければならないのだ。

今回、Aの物語をみて「分かる~」「俺よりマシかもな…」と思っていてはダメなのだ!これは自らを社畜に置いた発想である。「こうはなりたくない…」と心に近い、鎖をぶち破る努力、例えば本を読み知識をつけたり、自分の行動を変化させたり…とアクションを起こすきっかけになれば、世紀末社畜伝説のAも本望であろう。

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